動ける時間を、丁寧に支えていくために
ラゾス新潟東には、神経難病や脳血管疾患、寝たきりの方などさまざまな状態の入居者様がいらっしゃいます。そのため、日々のリハビリも一律で行うのではなく、一人ひとりに合わせて計画を立て、他職種と相談しながら調整しています。
たとえば、寝たきりの方には拘縮予防のための可動域訓練やポジショニングを行ったり、パーキンソン病の方にはリズムを意識した声かけやメトロノームを使った歩行サポートを取り入れたりと、症状に応じたアプローチを大切にしています。また、転倒などを防ぐための居室環境の調整も、ケアマネージャーや看護師、介護士と連携しながら進め、職員の目が届きにくい場面での事故防止にもつなげています。
様々な入居者様とのこうした関わりを通して、私自身も日々たくさんの学びを得ています。「やりたくないことは無理強いしない、やりたいことやできることは丁寧に支える」という姿勢で、入居者様が少しでも安全に、楽しく動ける時間をつくっていくのが私の役割だと感じています。