看護師インタビュー

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寄り添い、見守り、思いを尊重する

看護師 Y.S 2024年入職

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どう生きたいかを、なによりも大切に

これまで、病院や医療型施設での勤務を経験してきましたが、面会制限や時間の制約が多く、大切な人の最期に立ち会えない場面も少なくありませんでした。「ご本人の思いを尊重できる看護がしたい」と入職したラゾス新潟東では、そうした制限がなく、夜間でも入居者様のそばで過ごすことができます。
実際に、娘さんが夜通し付き添い、穏やかな表情で旅立たれた方もいらっしゃいました。「ここに来て本当によかった」と伝えてくださったそのひと言は、今も深く心に残っています。入居者様の思いを大切にしながら、ご家族の気持ちにも寄り添えたと実感できた瞬間でもありました。
「もう食べられない」「飲めない」状態になっても、「コーヒーが飲みたい」「少しだけお酒を口にしたい」といった希望には、できる限り応えるようにしています。そのうえで、どんなふうに最期を迎えたいかを入居者様と一緒に考えながら、必要以上に踏み込まない“ちょうどよい距離感”を意識し、安心できるケアを行っています。
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子育ても看護も、ひとりじゃない

現在は月に8回ほど夜勤をしながら、2歳半の子どもを育てています。前職では日勤のみの勤務でしたが、家族や祖父母の協力も得ながら、夜勤にも挑戦するようになりました。子どもが急に体調を崩したときも祖父母がすぐに迎えに行ってくれるなど、家庭内のサポート体制がとても大きな力になっています。
一緒に働く方々は、家庭の事情にも理解があり、勤務の相談もしやすい環境です。看護師同士の関係性もフラットで、「お互いさま」の気持ちを大切にしながら、困ったときには声をかけ合い、自然に助け合う風土があります。
そうした人間関係のあたたかさは、看護の現場でも感じられます。入居者様のさまざまな身体の痛みに対しても、麻薬の使用を含めた緩和ケアや、マッサージ・体位交換・拘縮予防などを、医師・理学療法士・介護士と連携しながら行っています。
家庭と仕事、どちらかを犠牲にするのではなく両方にチャレンジできる環境で、これからも自分の目指す看護をかたちにしていきたいです。