その人らしさを、あきらめない
在宅や特養でケアマネージャーとして働く中で、医療と介護の両立の難しさにたびたび直面してきました。在宅における医療や介護の限界、施設での治療方針の相違を感じることもあり、「本当にこれでよかったのかな」と悩むことも少なくありませんでした。
そんな中で出会ったのが、医療と生活の両立ができる“特定施設”という選択肢。ラゾス新潟東は、入居者様の「こう生きたい」という思いを中心に置いたケアを実践しています。
たとえば、神経難病のある方が「一人でコンビニに行きたい」と願った時には、地域の店員さんの協力を得て、その願いを叶えるサポートをしました。また、あるご家族は、自宅で使っていたソファをお部屋に持ち込まれ、入居者様と穏やかな時間を過ごされていた姿も印象的でした。
決まったルールに縛られるのではなく、その人の「らしさ」を大切にする日々を通して、「医療依存度が高くても、その人らしい暮らしはきっと実現できる」と心から思えるようになりました。